洞川冷や奴ツーリング

 今回の旨いもんツーリングは洞川のごろごろ水で作った冷や奴を食べに行こうというものでした。

 当初の予定では吉野大峯林道を経由して吉野へ降りる予定でしたが、崩土に道を阻まれ川上村へ抜けることに、しかし今度は土砂降りの雨に阻まれるという波乱万丈のツーリングとなりました。
(右図の赤、ピンクが予定のコースでしたが赤、橙のコースとなりました。)

 集合は道の駅黒滝。自走の私は下市口駅で輪行組と合流、黒滝を目指しました。広橋トンネルを抜け丹生川沿いに走り途中ちょっと写真撮影しながら道の駅に到着すると九度山人さんが既に到着していました。ちょっと予定より遅れてヤマタンさん、なべさん、cancanさんも到着。 10時を少し過ぎていよいよ出発です。

自走、輪行組コース
 いつものコースで下市口駅に向かいます。7:42着の予定でしたが駅に着いたのは7:15。早すぎたのでしばし駅で休憩。

 定刻に電車は到着。3人は予定通り乗っていました。

輪行組が下市口に到着です。

加茂屋さんの秘密兵器。詳細は未だ秘密です。

輪行の様子にギャラリーが集まりました。
 自転車も組みあがり出発です。下市の街中は車も比較的多かったのですがR309を離れ洞川下市線に入ると静かになります。しばらく行くと川沿いの道になりご機嫌に走ります。

 秋津荘のところでR309を渡りいよいよ登りの始まりです。そうそう 誰かのサドルバックがトラぶったことは内緒にしておきましょう。

 夏休みのせいか時折バスが横を通っていきました。
Microのレオさん、調子が出ないのか苦しそうでしたが、それもなんとか乗り切り広橋トンネルに到着です。これでこの区間の登りは終わりです。

 広橋トンネルを抜け、登石トンネルを抜けると程なく丹生川に着きます。ここからは川沿いの道です。途中古い橋で写真撮影。水の上は涼しかったですね。

快調に走る加茂屋さん

TETUさんもご機嫌

レオさんは苦しそうでした

広橋トンネルに到着
二つ目の登石トンネルを抜ける 顔がほころぶ 古い橋の上で...
一人 二人 三人いるよ 私はいません

メインコース
 4人で楽しみながら道の駅黒滝に到着。
九度山人さんはすでに到着していました。

あとは車組を待つだけです。

今日もピースの九度山人さん
 程なくして車組(ヤマタンさん、なべさん、cancanさん)も到着。
 予定よりちょっと遅れましたが出発です。
ここから新笠木トンネル、新川合トンネル、虻峠を経て洞川へと進んでいきます。
スタート直後、まだまだ余裕 新笠木トンネルに到着

 今回初めてご一緒するなべさん、やはりというか 最初からぶっちぎりでとばしていました。加茂屋さんもぐいぐい引っ張っていかれ 加茂なべ(鴨鍋?)コンビでした。

 新笠木トンネル、新川合トンネルはどちらも結構距離もあるうえに緩やかな登りで私は嫌いです。
新川合トンネルを走っている時に我慢しきれずぶっ飛んでしまいました。(これが後で響くのですが...)
 このあと川合の手前の案内所で虻峠に掛かる前の休憩。

 次は虻峠です。
新川合トンネルを脱出 なべさん「さぁ行くわよぉ〜」

 ここで朝からの峠(大口峠、車坂峠、広橋峠)と新川合トンネルの暴走がたたりへろへろになってしまいました。おかげで峠に着いても写真を撮る余裕すらなくなってしまいました。
 虻峠は時間に多少余裕もあったのでトンネルを通らず旧峠へ進みました。この道は坂もそれほどきつくなくいい雰囲気の道なんです。
峠に向けて出発です
木立の中を進むと虻峠に到着。本当は鈴懸峠と呼ぶらしいのですが虻が多いことから虻峠と呼ばれるようになったそうです。

峠からの下りを楽しんだあと少し登り返しもありましたが洞川に到着。今日の予定は「みやそい」さんです。
cancanさん到着 さぁ 下るぞ

お昼ですよぉ〜
 みやそいさんは時々ご一緒させていただいているskuram氏の情報で狙っていました。
お昼を少し過ぎていたためお客も少なくすぐに入ることが出来ました。
メニューも色々あり今回は冷や奴定食、鮎定食、あまご定食を注文。私は鹿刺しを追加で頼みました。
こうなると一杯欲しいところですがこの後の登りを考えて皆さんお茶と水で辛抱でした。
座敷でくつろぐことが出来ました 鹿刺し あまご定食
定食にはしし肉スモークと鮎甘露煮がついていてなかなか楽しめました。
ご飯に汁代わりのうどんか蕎麦がついてボリュームもありました。
値段も手ごろでここはお奨めですね。
最初はあまご天丼を食べる予定でしたが1日10食限定でこの時残り2食でしたが結局誰も注文しませんでした。次回のお楽しみですね。

みやそいさん

洞川温泉から五番関へ
 食事も終わりいよいよ五番関へと進みます。
温泉街には世界遺産登録を祝う大提灯も見られました。
世界遺産登録 温泉街を行く
 温泉街を抜け、ごろごろ水で飲み水を補給し登りに備えます。
 ごろごろ水では多くの人が大量に水を持ち帰っていましたがあんなにたくさんどうするんでしょうね。

 いよいよ登りというところで吉野大峯林道が通行止めの真新しい立て札を発見。どうするかということになったのですが行けるところまで行こうということになりました。

 道端には多くの湧き水が出ていて登りで火照った頭や体を何度も冷やしながら行きました。これには救われましたね。

 幾度か休憩をとりながら五番関トンネルに到着しました。
おじさんを狙うなべさん 沸き水の前で休憩
苦しい登りが続きます

五番関に到着

 登りもこれで終わり。五番関のトンネルに到着です。
全員集合

写真提供:cancanさん
はしゃぐ3人 cancanさん到着
九度山人さん到着 愛車もお疲れ様

吉野へ
大きな登りが終わり、あとは吉野へ向けてトンネルをくぐります。
大天井滝は雨のおかげで水量も豊富なようです。
さて行きますか おじさん先行 追うなべさん もうすぐ抜ける...
抜けたとたんに視界が広がる 大天井滝 ちょっとポーズ 下る、下る、下る

ハプニング
 調子よく下っていくと先行していた九度山人さんが引き返してきました。どうもこの先が通れないようです。こわごわ見に行ってみると道一杯に土砂が崩れているではありませんか。
 これではどうすることも出来ません。仮に通ったとしてもこの先が通れる保障もありません。やむを得ず川上村への分岐点まで戻ることになりました。

 ここで一つの決断を迫られました。洞川へ戻るか川上村へ下るか。
輪行自走組にとっては大きな影響はないのですが車組みにとっては大迂回を迫られます。

 そうこうしているうちに雨が降り始めました。結局 川上村へ下ることにして先を急ぎます。
下っていくうちに雨は次第に強くなり途中木陰で雨宿りするも回復の兆しはなく、さらに先を急ぎます。

 高原の集落の手前のガレージで再び雨宿り。
降りれるところまで降りたらヤマタンさんがバス、電車、タクシーを使って車を取りに行くということになりました。

無情の雨が降り続けます

 道の駅川上に着いたところでヤマタンさんの自転車がこれ以上の走行は危険という判断を下し、なべさんと車を取りに行くことになりました。雨が小降りになった頃に輪行組と九度山人さんが出発。
 cancanさんと私はヤマタンさんの帰りを待つことに。

 日が落ちてくると濡れた体は一気に冷えてきます。缶コーヒーを飲みながら時間を過ごしていくのでした。

 と まぁ、いろいろあったわけですが旨いものも食べたし、川上村へ下る道も走れたし(行きたいと思っていたので)、新しいタイヤも十分試せたしと、なかなか楽しいツーリングでした。

最後に帰り送っていただいたヤマタンさんありがとうございました。