淡路南岸シーサイドクルーズ(本編) |
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4月に企画され下見まで行っていた淡路南岸シーサイドクルーズ、数日前から週間予報は雨に挟まれ天候は期待できそうになかった。 12日に九度山人さんと話をしたときに中止の決断をしていたのでしたが、中止発表の直前にとーるさんの参加表明。 再び週間予報を見るとわずかに期待できそうな予報に好転していた。判断を前日の午前中まで引き伸ばした結果、「行かずに後悔するなら行って後悔しよう」ということで決行となったのでした。 最終的には加茂屋さんも加わり 都合4名で走ることになりました。 なおコースについては4月7日の下見編をご覧下さい。 |
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枠のついた写真は加茂屋さん提供です | ||||||||||||||||||||||||||
出発 | ||||||||||||||||||||||||||
0時、予定通り家を出て九度山人さんを迎えに高野口へ向かいました。この時間になると道も空き始めるのですが、危なげなドライバーも見掛けそれほどスピードは上がりません。それでも予定の0:45より少し早めに待ち合わせのコンビニに到着。眠気覚ましのコーヒーと夜食を買っているうちに九度山人さんも到着。いよいよ出発です。空には星が輝いていました。 和泉山脈を越え泉佐野港に着いたのは2時頃でした。 あとの二人が何時来るか分からないため車内で仮眠を取ることに。空の星は若干雲に隠れたようです。 3時半、そろそろ乗船準備にかかるため車を降りると奥の方に1台の自転車が見えます。とーるさんの自転車でした。 なんと加茂屋さんもとーるさんも我々と同じ頃に到着していたのでした。 |
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これから95分の船旅です。フェリーの中はそれほど混むこともなく4人とも広い場所を確保でき、しばらく歓談の後それぞれ仮眠を取ることができました。 5時過ぎ窓から差し込む光で目が覚めると朝日はすでに雲の上に出ていました。慌てて写真を撮りに甲板へ。撮影後一旦戻ったのですが、今度は加茂屋さん、とーるさんと再び甲板へ行ってきました。 朝日を見る限り今日の天気は大丈夫そうに思えるのでした。 |
![]() 5時10分頃 朝日を見ることが出来ました ![]() 朝日の中に立つ観音像 |
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港へ着くまでもう一眠りしながら時間を過ごすと入港予定時刻に近づいた頃、船が静かになりました。 さぁ下船準備と思って外を見るとなんとまだ港の外ではないですか!なんでも漁船が網を引っ張っているため待っているとのこと。 結局 20分遅れで入港しました。 |
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淡路上陸 |
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船を降り、まず津名のコンビニを目指します。本格的に走り出す前に朝食です。 朝食は前回と同じ、おのころアイランド近くの防波堤で海を見ながらです。前回はここでようやく朝日が雲から顔を出す頃でしたが、今日はすでに日は高くなっています。 一月違うと変わりますね。 朝食後は洲本まで国道を走るのですが、土曜日というのに車が思った以上に多いので、車を避けるために少し飛ばしましたが、速過ぎるぞと指摘が...すみません。 でも早朝の海のきらめきや風の中、気持ちよかったんですもん。 洲本の手前で国道を離れるころ、やっと車が少なくなってきました。次は食糧補給のためにコンビニによります。 ここで買い損ねると福良まで食料品の調達が困難なので忘れられません。 |
![]() 朝食はここで。 後ろに観覧車が見えてます ![]() 漁船が光の中で... |
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携行食などを調達後は洲本の旧市街を通り由良を目指します。 洲本から由良は車も少なく走りやすくなります。由良を過ぎるといよいよ最初の登坂開始です。 このころから加茂屋さんが絶好調となり先頭を走り始めます。 下見の時は最初のピークは2度ほど休憩を入れていたのですが、加茂屋さんはノンストップで登ってしまいました。 おまけに頂上に着いたらその姿が無い、一気に下っていったのかと思ったら、少し下ったところで待っていました。 (本人の弁:後ろにいたオジサンが気になって止まれなかった、そうです) |
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二つ目のピークはここからではそれほど登りではありません。一旦途中まで下った後、一気に駆け抜けていきます。 この後は南岸までの下りが待っています。 |
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南岸シーサイド |
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いよいよ今回のハイライト、南岸シーサイドクルーズです。 天気も予想以上に晴れ、朝のさわやかな風の中を進みます。せっかくの景色、ポタモードで進みます。 バイクのグループに追い抜かれ、MTBの二人組に追い抜かれても我等4人はマイペース。 |
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再び登り |
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灘漁港を過ぎると再び登りとなります。登りにかかる前に休憩です。 この休憩のあとはまたアップダウンを繰り返します。途中から県道を離れ少し山の中へと入っていきます。 この日は風が涼しく、立ち止まるたびに火照った体を涼風が冷やしてくれました。 海と空の蒼さ、山の新緑、涼しい風、もう 言うこと無しです。 |
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ピークを過ぎると海へ向かって下りです。下った先にははるか向こうの大鳴門橋を眺めるポイントに到着です。 で、お決まりの記念写真です。 |
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午前中最後の登り |
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この後は吹上浜の脇を通り抜け前半最後の登りとなります。 が、またしても加茂屋さん、とーるさんの爆走が始まるのでした。前回は休憩を入れたのに休憩の声をかけても聴こえないようでノンストップで登ってしまいました。あ〜しんどかった... この辺りから風が強くなり始め、上についた頃は強い風に悩まされました。ホテルの風力発電の風車がよく回っていました。あれだけ回ったらかなりの発電量でしょうね。 |
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これから福良までは概ね下り。昼食目指して飛ばします。 | ||||||||||||||||||||||||||
さぁお昼だ |
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福良港について昼食の品定めです。下見の時はあまりこだわらなかったのですが今回はせっかくなので旨いもんを食べたかったのです。近くの露店の方から「昼に何を食べたい」声をかけられ魚が食べたいというと 幾つかお店を紹介してくれました。で、一番近そうなお店へ行きました。 お店の名前は「万代」さんで、お昼の定食が何種類かありました。 | ||||||||||||||||||||||||||
心鮮料理 万代 | ||||||||||||||||||||||||||
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注文したのはサンマミリン干、にぎり蛸天、ジャコ奴定食。小皿には蛸わさもついてました。せっかくきたのですから造りを追加しようということになり、本来は夕方からのメニューだそうですが 天然タイとアジの造りを2人前注文しました。 ところが出てきて一同びっくり、なんとタイもアジもは活け造りでした。考えてみたら天然タイの造りで切り身は無いですよね。出てきた時にはまだ尻尾がぴくぴく動いてました。 |
![]() サイズが大きいので保存されてから見ることをお勧めします |
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大鳴門橋へ |
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食事も終え最後の難所へ向けて出発です。大鳴門橋の道の駅に行くためには一旦下るため必ず登り返さなければならないのです。福良を出てしばらくすると空はだんだんと鉛色に変わり強い風が吹き始めました。 四国側は今にも振り出しそうな空模様です。 それでもどうにか道の駅に着いた我々は真っ先にソフトクリームへと向かうのでした。今日はすだちのソフトクリームです。さわやかな酸味が夏向きかもしれません。 ソフト片手に展望台へと向かうのですが突風が吹き長く留まっていることができませんでした。波と今来た道を振り返るとそそくさと立ち去るのでした。 |
![]() 消波ブロックの間を波が入って行く様子が見えました。 |
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津名へ |
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今にも振り出しそうな空模様と時折向かい風となって邪魔をする強風にあおられながら一路津名へと走ります。 途中 阿那賀からエスケープルートも検討したのですが予定のルートを走ることに決定。 実は津名入港の遅れもあり福良を出たのが下見のときより遅かったため予定の船には間に合わない公算が大きくなっていたのです。 たまに追い風になったときには30Km/h以上のスピードに乗りながら飛ばします。天候が悪くなってきたので景色を楽しめなくなってきたこともありスピード重視の走り屋と化した我々だったのです。 慶野松原では30分の遅れ、もう予定の船は駄目だとあきらめていました。ところがこの後の走りはさらに加速して行ったのでした。途中で計算しなおすとこのままの速度を維持していけば15分前(5:40頃)に着けそうとなりました。 ここで加茂屋さんがこの後の予定もあり2時間も待つのはイヤだ、5:55の船に乗ろうと拍車をかけてきました。 もうこうなると止まりません。加茂屋さん、とーるさんが先を競って進みます。 |
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郡家に着いたのは16:50頃。残すところ10km弱、時間は50分。ここからは50m程の登りをこなせば終わりです。先行する2人は任せておき九度山人さんの位置を確認しつつ登ります。 今回はハンドルに巻きつける簡易のバックミラーを付けていたおかげで後ろを振り向かずに確認できたので非常に重宝しました。 この辺りから雨がポツリポツリと落ち始めてきました。登りもあと僅か。これをこなせば下りです。 17:09最後の登りが終わりました。後は下るだけです。少し下ったところで待っていた2人と合流、九度山人さんの到着をまちラストスパートです。 |
![]() もう写真を撮るどころではなく、かろうじて一枚撮りました。 (五斗崎) |
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下見をしていたおかげでコースのロスもなく 17:28、予定より10分早く津名港に到着。 5:55発の船に乗ることが出来ました。 |
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船内に入ってチクワとビールと行きたかったのですが、あいにく車なのでお預け。お菓子とコーヒーで完走を喜びました。 余談ですが4月の綺麗もんツアーの帰りの船の売店にいた女性が下見のときの帰りの船でも一緒でした。その時その話していたのですが、なんと今回も同じ方でした。コーヒーを注文に行ったら覚えておられていたのには嬉し恥ずかしでした。 |
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95分の船旅を終え日もすっかり落ちた泉佐野港で加茂屋さん、とーるさんとお別れし、九度山人さんと帰路に着くのでしたが、0時に家を出て11時前に帰りついたのでなんと23時間も遊んでいたことになるのでした。 船上で見た朝日、5月の涼風の中景色を見ながら走った南岸、旨いお昼を食べた福良、天候は悪くなりましたがめったにすることが無いハイスピードランと一日中満足した日でした。 また季節を変えて行って見たいですね。出来れば次は一泊して... |
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