今年は紅葉があまり芳しくないような話しをあちこちから聞いていますが、それでも行って見ないと分からないということで夏に高野山へ登ったとき通った丹生川沿い、玉川峡へと足を運んで見ることにしました。
今回はcancanさんと九度山人さんがご一緒して下さることになりました。九度山人さんは下見もしてくださったとの事で見所を案内していただけました。(多謝)
集合は橋本橋としておき 私とcancanさんはそれぞれ自走で向かうことになりました。
朝6時半過ぎに出発。途中で日の出を拝み、写真をパチパチ。
前日に購入したデジカメの試運転です。
例によって風の森までは旧道を上がったのですが途中で見える金剛山には下の方に霧がかかっているように見えました。
風の森峠を下り始めると辺りは見る見るうちに白い霧に包まれていきました。サングラスの表面や、衣服は瞬く間に湿り先行きを心配しましたが、日差しはあるようですので「そのうち晴れるだろう」と勝手に決めつけ先を急ぎました。
|

(山旅オンライン地図20万図からカシミール3Dにて作成)
 |
下っている最中フロントバッグの携帯がなっているようでした停車しずらかったのでとらずにいたら前方に見たことあるような姿が...コンビニの前にcancanさんが立っていました。ほんのすぐ近くで携帯がなっていたのでした。
cancanさんは私の時間からここらで迎撃できるだろうと予想し待っていたそうです。お見事でした。
ここで食材を購入、九度山人さんが待つ橋本橋へ先を急ぎます。紀ノ川を渡り進みますが川面から立ち上る霧のせいで視界は良くなくひたすら先へと急ぎます。
橋本橋到着、8時10分。交差点の向こうに自転車と人影が見えました。信号が変わりそちらに向かうと 某掲示板の写真で拝見したお姿が。 挨拶を交わし、一時歓談の後いよいよ出発です。
しかし 霧はいまだに濃いままでした。霧の中、R371を進むのですが今日はやたらと車が多い。なんでも高野山でクラシックカーのイベントがあるらしく県外からの車が続々とやってきます。この先の苦労も知らずに...
9時頃になりようやく霧も晴れ日差しが差し込んできました。そのかわり 11月とは思えないような暖かさに悩まされ始めましたが。

名も無き峠を越え下り始めます。時折木陰に色付いた葉が見えていましたが、丹生川沿いにたどり着くと少し色をつけた木々が目に入り始めました。
|
出発時間を早めにしてあったので時間にも余裕があり清川橋まで足を伸ばすことになりました。
丹生川沿いに景色を眺めながら走り続けます。途中 宿(宿り)で休憩。ここは 土日祭日に入浴が出来るところがあります。このあと河合橋を過ぎ登って行くと清川橋に到着です。ここには今は廃屋と思われる建物があります。きっと昔は高野山へ上がる人を相手に商売をしていたのでしょう。
お昼時間にちょうどいいこともありこの上にある廃校前の橋の上で食事となりました。
cancanさんのストーブでお湯を頂き私は暖かいコーヒを、cancanさんと九度山人さんはココアを楽しみました。
この廃校では陶芸をやっているようで、横には窯がありました。食事中にここの住人が車でやってきたのには笑えましたが...
道理で犬がいたわけです。主人の留守の間けなげに守っていたんですね。
|
食事の後はいよいよ玉川峡へと進みます。
登ってきた道を軽快に下っていきます。宿を過ぎてしばらく行った狭い道で車がすれ違えずに立ち往生していました。
下り方向は三重ナンバーの年配のドライバー、左に寄りきれずに対向車が四苦八苦。
見かねて cancanさんと九度山人さんが誘導してどうにかやり過ごしたのもつかの間、数m先でまたしても立ち往生。
今度は対向車があきらめてバックし始めました。我々も痺れを切らし先へ行くことに。
地図はちゃんと読んで自分の技量に合った道行かないとだめですね。
|

玉川峡に入ると山肌に色づいた木々も見られるのですが色が今ひとつしっくりきません。今年はこんな具合なんでしょうかねぇ。
この道は車も少なく、たまにハイカーと出会うくらいでした。のんびり川面を見ながら進みます。

途中で九度山人さんは度々出会うおばあちゃんに毎度のように呼び止められていましたが今日は我々も一緒と言うことで難を逃れたようです。
河根の手前で飲料の補給をしているとまたもや九度山人さんのお知り合いと思しきご主人が見えられ、玉川峡自然ガイドマップを一部いただきました。なんでもこのご主人が写真も含めて作られたそうです。なかなか見ごたえのある出来栄えで我々も関心しました。
|

最後は河根から真田庵へ行くことにしました。ここから先は九度山人さんの案内です。
河根峠と思しき辺りを過ぎ梨木峠(と思しきところ)を過ぎると紀ノ川が目の前です。
狭い裏道を抜け、真田庵に到着。
しばらくくつろいだ後、今日のコースもいよいよ終わり。JR高野口へと向かいました。
高野口駅で電車の時間を見ると 20分後にあります。これを逃すと1時間後...
九度山人さんへの挨拶もそこそこに輪行袋に収めて5分前に作業完了。
後は電車でのんびりと帰る人となりました。
|