串柿の里を訪ねて その1
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夏に和泉葛城縦走コースを走ったときにかつらぎ町で11月に串柿祭りがあることを知りました。
さっそく今年の秋訪れてみることにしました。
場所がよく分からないこともあり蔵王峠からとりあえず四郷へ走って見ることにしコース取りをしてみました。
一人で走ることになるかなぁと思っていたら九度山人さんが一緒に走って頂けることになり高野口の駅で合流することにしました。私はもちろん輪行です。
電車の中で見知らぬ方から「輪童さんですか」と声を掛けられ思わずどぎまぎしてしまったのですが龍(ロン)さんが高野山へ行かれる途中にわざわざ会いに来ていただいたとのことでした。高野口駅で九度山人さんと挨拶を交わしたあと高野山に向けて次の電車で戻って行かれました。
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コース概要 |
今回のコースは当初の計画から変更し、高野口から中飯降、大畑を経由して蔵王峠から堀越観音、中畑、東谷を経由して四郷へ。四郷から東滝、短野を経由して高野口へ戻るコースをとりました。
右の地図は 山旅倶楽部オンライン地図(20万、4万)を使用し、カシミール3Dにて作成
(クリックすると4万図で作成した詳細図が表示されます。
サイズが600KBありますのでご注意ください。) |

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高野口〜大畑 |

R24を西へ進み中飯降から登り始めます。JRを越え中飯降の何もない駅見た後しばらく行くと早速吊るし柿がありました。道は次第に細くなり中谷川に沿って登る頃には木々の間を走るコースとなります。水面を眺めながら夏に走るには良さそうなコースです。

進むにつれ登りも次第にきつくなってきます。 中谷川から尾根に上っていく頃には南側の景色が開けてきます。天候の割りに見通しがきき、町石道を登ったときに見上げた鉄塔も見えていました。
もうあと少しで大畑に着きます。 |
大畑〜蔵王峠 |
大畑の集落の少し手前で串柿を発見。このあたりの串柿は10個と聞いていたのですが5個のもありました。お鏡の大きさで変えるのでしょうか?
ちなみに干してあるときは2本の荒縄で吊るすのですが 両端から2個づつ、縄の間が6個で「いつもニコニコ、仲睦まじく」の意味があるそうです。
大畑の集落は廃村に近く無人の家屋が見られます。柿を干してある家も見受けられましたが、この時期だけ来ているかもしれません。
大畑から蔵王峠まではそんな風景を見ながらゆっくり登っていきます。時折柿の木や周りの景色を楽しみながら走れます
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蔵王峠〜堀越観音 |
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蔵王峠は堺かつらぎ線の大阪・和歌山の境界にあります。ここから西へ堀越観音へ向かいます。
峠を越えるとよく言いますが、今回は稜線に沿っているので峠からまだ登ることになります。この道は里山の道といった感じの緩やかなのぼりとなります。
この日は途中の空き地でお昼としました。例によってガソリンストーブでお湯を沸かしスープと食後のコーヒーを楽しみました。さらに進むと夏に走った燈明岳への分岐点が最高地点になります。ここから下りが始まりです。 |
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急な坂を下っていくと串柿と茅葺き屋根の家が見えてきました
そばに行くと軽トラの中で犬が吼えていました。適当に相手をしているとこの家のご主人らしい人が出てこられ少し話をしたのですが例年だと今ごろはもっと寒いのに今年は薄い服装で出られるくらい暖かいそうです。暖かい雨が降ると最悪だそうです。 |
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堀越観音〜四郷 |

しばらくすると堀越観音に到着です。ここにはサザンカの老樹があります。
イチョウの木もあったのですが残念ながら色付いていませんでした。周りの山も色が乏しかったのが残念でした。南西方向が開けているのですがこの日は天気がもうひとつでした。

堀越観音からさらに下るといよいよ串柿の里です。
道を下るにつれて串柿が増えていきます。道の両脇に連なり長いところでは100m位あるでしょうか。二人とも思わず「おー」と声をあげてしまいました。
谷をはさんだ向こうの斜面には多くの串柿が見えます、これから下っていく道にも串柿が見えています。二人ともワクワクしながら下っていきました。
途中 先ほど見えたあたりへ登っていく道があったのですが結構な登り返しになるため今回は見送りました。 |
二の宮(四郷)〜短野〜高野口 |
R480を下り23日の串柿祭りの会場となる小学校を過ぎたところで東に入ります。
ここから短野まで登りとなります。でも この道は路面の状況もよく里山を楽しみながら走れるコースです。
天気予報では午後から崩れると言っていたのですが反対に日差しも出てきてポカポカ気分で走ることが出来ました。
東滝のあたりから再び串柿が目に入りはじめました。道の脇や、敷地内にたくさんありました。
中畑は下りだったので写真撮影も大変でしたがこちらは緩やかな登りですので写真も撮りやすくついつい立ち止まってしまいました。
満足いくまで写真を取り短野で県道堺かつらぎ線に合流。車もほとんど通らず快適なダウンヒルを楽しみR24へ到着。ここからは高野口まであと一息です。 |
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